History of My Web 2004 前半

 このページでは、更新履歴のほか、その日思った事などを、忌憚なく気ままに書いていきます。なお、内容は主観に基づくもので、一切の責任を負いません。

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2004年6月30日

 午前二時を過ぎたが、まだ起きている。今日のNHK「ラジオ深夜便、ロマンチック・コンサート」は映画音楽特集なのだが、どうしてこんなに良い番組をこんな夜中にやっているのだろう。NHKも罪なものである。この後、三時台はテレサ・テン特集との事で、明日(今日)がどんな一日になるか心配である。

 マランツ#7回路アンプの音だが、完全に安定した。真空管と半導体を比較すれば、あらゆる面で半導体の方が優れている。自分は合理主義者なので、半導体で、この音が得られるのであれば、当然半導体で組む。実際、実家には自作オールFETパワーアンプが有る。しかし、真空管の音の魅力というのは、味わった者でないと絶対に判らない。でなければ、こんな、敢えて例えれば蒸気機関車のような、低能率、高発熱、高歪率のアンプをわざわざ組む理由は無い。それでも真空管アンプには魅力がある。しかし前にも書いたが、安易には手を出さないこと。

 テレサ・テン特集だが、二大名曲、「何日君再來」、「夜來香」を聴いた所でラジオのスイッチを切った。自分が持っているCDとはアレンジが違っていて新鮮だった。では皆様、おやすみなさい。


2004年6月23日

 マランツのCDプレーヤーだが、今日一日使って実に良い音になった。落ち着いた深みのある音が基本だが、派手な場所では思いっきりブリリアントになる。エージングの効果だろう。最も特徴的なのは、中高域に独特のまろやかでソフトな耳当たりの良さと艶があり、これはマランツ#7回路プリアンプとの相乗効果なのかもしれない。もうマランツ漬けという感じである。とにかくCDのデジタル臭さが全く無いナチュラルで魅惑的な音である。ワイドレンジだがソフトで暖かく、中音域が豊かで厚みのある音、自分が求めていた音である。この音は、決して真空管でなければ得られない音とは思わない。なぜなら、中島みゆきのアルバム「親愛なる者へ」は、同傾向の音を持っているからである。もちろん、中島みゆきがこだわって真空管アンプを使ってレコーディングしていれば別だが。

 中身を見たわけではないが、取説の「特長」を見ると、デジタル回路基板を分離独立させてデジタルノイズをシャットアウトしているとの事で、以前のプレーヤーよりはマシな設計になっているような気がする。

 また、底板は2mm厚の鋼板を使って振動を押さえ込んでいるらしく、安定したデジタル信号読み取りが期待できる。

 ただ、低周波増幅で、HDAMというモジュール(おそらくハイブリッドIC)を使っているとの事だが、これはディスクリートの方が優れている。高音質とコストダウンの一挙両得を狙ったものと思われる。

 いずれにしても、CDプレーヤーの元祖はフィリップスとマランツなのだから、意地にかけて伝統を守ろうとしている姿勢は「音」から感じ取れた。心配なのは「寿命」だが、この辺の手抜かりも無いことを祈りたい。ちなみに実家では、1980年代に買った定価129000円のCDプレーヤーが今も現役である(レーザーピックアップを1回交換しただけ)。音も良い。

 なお、古いCDプレーヤーは、2つのフェライト・トロイダルコア(これは使える。電源コードとヘッドホン出力で高周波カットに使われており、多分同じもの。もし、もう少し早ければ、マランツ#7回路プリアンプに使っていただろう)を外してゴミ捨て場行きになった。


2004年6月22日

 5年使ったCDプレーヤー(一流メーカーの一般向け上級品)がイカれてしまい、既にレーザーピックアップを一度交換しているので、もう寿命と判断して買い変えた。今度はマランツのCD7300。マランツの一般向けとしては最上位の機種である。

 この機種に決めた最大の理由は、ピッチコントロール機能である。これこそ待ち望んでいた機能だった。自分は海賊盤やSP復刻盤を沢山持っており、ピッチがずれているものも多い。LPではピッチコントロールは簡単だが、今までCDでは不可能だった。

 音を出したところ、今までのプレーヤーと異なる非常に落ち着いた音、悪く言えば地味な音で、最初は戸惑ったが、間もなくブリリアントな音になった。やはり短時間でもエージングは必要なのだろう。いずれにしても、マランツのCDプレーヤーといえば、元祖CD-34に始まる伝統があり、こちらの音の方が「本家」だと思う。結論は、今までのプレーヤーより、明らかに上である。ただ、デジタルディスプレイは見にくい。

 さて、古いCDプレーヤーを興味本位で分解してみたのだが、まさに現代合理主義の極致。驚きを通り越して唖然とした。まず、最も高精度を要求されるレーザーピックアップの取り付けはプラスチックにタッピングビス。これではすぐに誤差が出てくる。長寿命を考慮していない証拠である。

 トランスは小さいが、電源コードはフェライト・トロイダルコアで高周波カットしている。基板は低密度のベークか紙ポリエステルで、抵抗器は最も安いカーボン1/4W、ところが、電源の平滑電解コンデンサはブラックゲートで驚いた。やはり、音の根幹に影響する部分では手抜きは出来ないのだろう。また、アナログ信号増幅回路の電解コンデンサは、中級のオーディオ用が使われており、抵抗もカーボン1/2W。電源では雷対策も施されており、最低限度の「良識」を見てホッとした。

 しかし、自分が設計者だったら、トランスポート部と基板、それにデジタル回路とアナログ回路の間にシールド板を付けるだろう。「有っても無くても同じ」という結論が、メーカーの設計者の間で出たのだろうが、この辺は、中身にこだわる人なら見逃さない。

 とにかく、極限まで良い音を、極限の低コストで実現するためのアイデアが満載で、それなりに勉強になった。

 とりあえずの結論は、究極のオーディオを目指すには自作しかないという事。今回のマランツのプレーヤーの中身がどうなっているかは知らないが、値段から考えて、似たような物だろう。CDプレーヤーの自作は事実上不可能。自作機に相当する音を求めるなら、何十万、何百万円も出してハイエンド・オーディオ機器を買うしかない。少なくとも自分には不可能である。

 オーディオは奥深い世界である。こだわり出すときりが無い。メーカー製と自作とのギャップを嫌と言うほど思い知らされた一日だった。


2004年6月20日

 煙草を止めて随分経った。もう禁断症状は全く無い。しかし、今までの経験(禁煙最長3年)から考えると、3ヶ月目、1年目、3年目に無性に吸いたくなる事があるので油断は出来ない。しかし、1つの山は超えた。ヤバいのは体重である。明らかに増えた。煙草で費やしていた時間が「食」と「飲」になると太る。気を付けていたつもりだったがダメだった。

 ウィーンで買った自慢の燕尾服..多分今は着れないだろう。何とかせねば!!

 外国人の知人に聞いたが、今、カナダでは煙草1箱1000円くらいするらしい。殆どが税金との事。また、レストラン、ホテルのラウンジ、ファーストフードなども全て禁煙、もちろん飛行機は、国際線でも全面禁煙。これでは止めるしかない。

 愛煙家で海外旅行した人に聞いたが、飛行機で10時間以上煙草を吸わないのは、まさに「地獄」との事である。酒をがぶ飲みして、眠ってしのいだらしい。

 いずれにしても、今回の禁煙は永久に続けたい。もう、どんな誘惑にも屈しないつもりである。少しずつだが食生活のペースも見えてきた。この調子で永久禁煙と行きたい。読者の皆様には無駄な文章を読んでいただいた事に感謝すると共に、ここで宣言させていただきます。


2004年6月19日

 アクセスカウンタの数値が20000件を突破した。昨年の7月7日から約1年。思っていたよりずっと早かった。自分でも驚いている。自分のアクセスやサイト内移動はカウントしないので、完璧に正確ではないが、ほぼ正味である。アクセスしてくださった皆様には、謹んで、心より御礼申し上げます。また、今後とも、どうぞよろしくお願い致します。


2004年6月16日

 SP-77で色々な音楽を楽しんでいるが、中でも最も良い音になったのが、チャールズ・ゲルハルト指揮ナショナル・フィルのコルンゴルト映画音楽集だった。最近はプレヴィンがコルンゴルトの作品を多く録音しているようだが、私は、「ゲルハルトの録音を聴かずして、コルンゴルトを語るなかれ!」と言いたい。とにかくプロの世界で、こんなに妥協の無い仕事が現実に可能だった事が「奇跡的」である。ジョージ・コーンゴールド(コルンゴルトの次男)の偉業である。

 コルンゴルトの映画音楽を聴く上で注意しなければならないのは、「どこかで聴いた雰囲気だな」と感じたときに、勘違いしないこと。コルンゴルトが「元祖」で、他の作曲家が真似ているのである。例えば "Kings Row" を聴けば、誰もが、ある有名映画の音楽と瓜二つである事に気づくだろう。これは、某有名映画音楽作曲家がコルンゴルトを真似ているのである。

 とにかく、戦前に、こんなシンフォニックな映画音楽が現実に書かれていたことが信じられない。まさにシンフォニック・スペクタクル。オリジナルのサウンドトラック録音も発売されているが、現代の優れた録音技術で、初めて真価が明らかになった。中でも、ゲルハルト指揮ナショナル・フィルのものは、オーケストラの人選から音楽作り、録音まで全く妥協が無く、まさしく「奇跡的な名演、名録音」である。

 コルンゴルトは、あくまでも「クラシックの作曲家」を目指したが、戦後は「映画に魂を売った下等な作曲家」という烙印を押されて不遇の中、寂しく死んでいった。しかし、例えば "Kings Row" の音楽は、全曲で48分。クラシックのコンサートで「一大交響組曲」として演奏しても十分通用する。作曲家としての全盛期を、不本意にも「映画音楽作曲家」として過ごしたコルンゴルトの真価は、彼のクラシック作品と共に、映画音楽も聴かなければ味わえない。

 これからも、あらゆる音楽分野から、コルンゴルトの真価が注目され、再評価が続けられて行く事を願いたい。


2004年6月13日

 SP-77のエージングだが、どうやら終わったようである。抵抗器は、やはり使い慣れた多摩の金皮にするべきだった気がする。僅かだが落ち着きが足りない。いずれ慣れるだろうが..その代わり、厚みがあって迫力がある。これは金皮とは異なる美点である。

 音質だが、周波数特性はフラットで癖がなく、音色は彫りが深い。ダイナミック・レンジは極大。また、独特なカラーとして、高域にいぶし銀のような艶がある。非常に耳当たりが良い。半導体アンプでは絶対に得られない音である。

 あらゆるジャンルの音楽を再生している。ハイフェッツのヴァイオリン、ホロヴィッツのピアノ、フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン、トスカニーニ指揮のヴェルディ、ミュンシュ指揮のベルリオーズ、ゲルハルト指揮のコルンゴルト映画音楽、ジョアン・ジルベルト、アストラッド・ジルベルト、ワルター・ワンダレイの電子オルガン、ハリー・ベラフォンテ、ビートルズ、「軍艦マーチのすべて」、「こち亀百歌選」、「こんにちは赤ちゃん」、大滝詠一、テレサ・テン、中島みゆきなど。どれも彫りが深く、それぞれの録音が持つ雰囲気が如実に出る。実に生々しい。個人的にはオリジナルを超えているのではないかという気さえする。

 ただ、以前も書いたが、真空管アンプの音を最も左右するのは球である。今回はマツダ(東芝の旧ブランド)と東芝だが、国産や欧米の名球でないと、この音は得られない。現在簡単に入手できる球は、中国製や旧東欧製が殆どであり、既製品の管球アンプでは、殆どこれらのセレクト品が使われている。ブランド球による大量生産は不可能だから。ブランド球でも白箱入りの物は、中古やセレクトで外れた品である事も多い。もちろん掘り出し物も多いが。また、ブランド品の元箱や軍箱入りでも、半導体時代に保守用で作られた物は品質が悪い事が有る。問題になるのは、マイクロフォニック・ノイズ(酷い場合はスイッチを入れて温まるとハウリングが起こる)、電極振動(電極が原因不明の振動を起こし、スピーカーから音が出る。真空管全盛期の国産球でも経験がある)、電極のガタつき(中国や旧東欧の粗悪品や、半導体時代に保守用で作られたブランド球で多い。振動でガタガタ、カラカラとノイズが出る。全盛期国産の新品Hi-Fi元箱入りでも経験がある)、次いで低ゲイン(低ければ論外だが、返品交換に応じてくれない場合が殆ど)である。また白箱入りでは、国産軍用球でガラスにヒビが入っているものに遭遇した事が有る。また、過熱ですぐに割れたものや、「雑音発生球」ではないかと思えるほど雑音が多いものなど、不良球の例は枚挙に暇がない。これらが無い上で、音質が問題になる。ブランド球の良品でも音が良いとは限らない。球は骨董品扱いで、基本的に現金取引、ノークレーム、ノーリターンが普通であり(ヒーターが切れておらず、プレート電圧をかけて電流が流れれば正常球と見なされる)、安易に手を出すものではない。名球を入手するには根気と運が必要である。また、玉石混交のブランド球の中から「本物」を選び出すには、多くの経験が必要である。球選びの名人は、「良い球は手に馴染む」などと意味不明の事を言うが、これは当たっているのだと思う。もう超能力の世界である。自分はこの境地には達していない。また、いくら良い球でも、法外な高値を付ける店もあるので注意が必要である。また、値段が高いからといって良球とは限らない。中国球や旧東欧球でも、ゴールデンドラゴンイーアイ・エリートなどセレクト品であれば水準以上の音質は得られるので、まずはこれらで慣れる事をお勧めしたい。


2004年6月12日

 SP-77だが、毎日何時間も鳴らし、夜も音を出さずに一晩中動かし続け、色々な音を経て、ようやくナチュラルな音になった。エージングにこんなに時間を費やしたのは初めてである。Audyn-Cap とリケンRMAは初めて使ったので、この辺に原因があるのかもしれない。

 現時点での音は、極めて自然で癖が無い、しかし半導体とは明らかに違う音である。真空管プリアンプとしては、マランツ#7とマッキントッシュC-22が有名だが、この二機で真空管プリアンプの進化が止まったというのが、何となくわかる気がする。


2004年6月9日

 三栄無線のSP-77プリアンプ(マランツ#7回路)が完成した。シールド線の配線は面倒だった。その代わり、PHONO でもハムやクロストークは極めて少ない。10年以上使ったニッパーの切れ味が落ちたので、クニペックス(世界のトップメーカー)製を買って仕上げた。電源にチョークコイルは無いがハムは皆無。しかし三栄無線は、こんな厄介なキットを、「音が出るまで面倒見ます」という謳い文句で売っていたわけで、閉店も仕方が無いかなという気もする。動かないアンプが大量に送られてきて修理が追いつかず、もて余している様子が目に浮かぶ。今時、テスターで導通チェックさえ出来ない人も多いから、実体図だけでこれを組むというのは、初心者にはかなり難しいだろう。このキットは、トランスが一級品で、他の回路や機械的構造にも妥協が無く、部品の正しい選択と配線の煩雑さをクリアすれば、十分に良い音が期待できる。音は、エージングが終わらないと何とも言えないが、今まで聴いた事が無いタイプの音である。自分の持論は、真空管アンプでは、NFBは少ないに越したことはないというものだったが、初めて聴く真空管による高帰還の音である。最初に音を出して数時間後には、音質がかなりクリアになったので、エージングには思ったほど時間を喰わない可能性も高い。聴くうちに音が良くなってきている。今の段階では、昔風のソフトな音ではなく、シャープなデジタル録音にも十分対応できるハイスピード系の音に、真空管の暖かみをプラスしたような音である。いずれにしても、最終的にどんな音になるか楽しみである。

 今回の製作を総括すると、製作に着手したきっかけは、良い真空管ソケットの入手だった。現在シールドケース付きの良い物は入手困難で、キットに付いていたタイトソケットにチャチなシールドケースでは組む気が起こらなかったのだが、最近ある店で、長い間探し求めていた質の良いシールドケース付きソケット(おそらく真空管全盛期)を見つけて、組もうという気になった。球はマツダと東芝。回路は出来るだけオリジナルに近くする事を心がけ、ボリュームも、現在入手困難な500KΩのものを使い、メインボリュームはコスモス、バランスはバイオレット。パーツは最新で、ダイオードは超高速ショットキーバリア、B電源の平滑電解コンデンサはセラファイン、基板上の電解コンデンサにはOSコンデンサ、カップリングコンデンサは ASC、Solen、Audyn-Cap、イコライザ素子と位相補正コンデンサはシルバード・マイカ。抵抗は、僕はいつも金属皮膜なのだが、今回は気分を変えて、特別にノイズに影響するイコライザの一部を除いて、リケンのRMAカーボン抵抗を使った。金属皮膜は多摩、B電源の降圧抵抗は、TAFタンタル金属皮膜2Wを使った。電線は耐熱ビーメックス、ハンダはケスター。端子類は全て金メッキ。いずれも、キットを買った時点で買っておいたものである。

 もう何時間もSP-77で音楽を聴いている。エージングはほぼ終わったようで、一旦乾いた音になった後、潤いが出てきて実に良い音になった。この変化は楽器と似ているが、やはり名回路だけのことはある。とにかく独特の弾性を持った耳当たりの良い音で、ソフトだが敏感で混濁せずワイドレンジで、ハーモニーがくっきりと分離良く、かつハモって聴こえる。これがマランツ#7の音なのかもしれない。いずれにしても未体験の音である。ただ、全体を支配する音のカラーが以前作ったアンプと異なる。ひょっとすると抵抗器が違うためかもしれない。慣れ親しんだ多摩の金皮で作った方が良かったのかもしれない。ところで、オリジナルにこだわるマニアは、「プリント基板では駄目だ」とか、色々いちゃもんを付けるだろうが、要は、音が良ければよいのである。オリジナルの音を再現しようという気持ちは全く無い。優れた回路を利用させていただいて、良い音を作りたい。ただそれだけである。「音楽を楽しむ」、これが最終目的で、今回は十分に満たされた。もちろん、満たさせる可能性が高くなければトライしない。改めて、こんな凝ったキットを製品化してくださった三栄無線に感謝したい。ただ、最近の三栄無線は、技術的な質問をしても、まともに答えてくれないようである。アフターサポートをしない方針になったのか、既に答えられるスタッフがいないのかもしれない。

 さらにエージングが進んで、今後どんな音になっていくか楽しみである。なお、このキットは5年以上昔に買っていたもので、現在は発売されていない。三栄無線の手軽な管球プリアンプキットとしては、PR-500 が有り、良い製品だったが現在品切れ。他にも検索エンジンで調べてみたが、数えるほどしか見つからなかった。パワーアンプキットは沢山あるのに、プリアンプキットは無い。みんなどうするのだろう。まあ、CDオンリーなら、セレクタとアッテネータ(ボリューム)をケースに入れたものだけでも十分だが、LPを聴く人は困るだろう。


2004年6月8日

 気分転換のために壁紙を変えた。音符だから似たような物だが、以前よりは良いと思う。


2004年6月6日

 このページの来訪者を見ると、1/3が海外からである。日本語ページでは、リンクや日記など色々あるが、英語ページは演奏を紹介しているだけである。毎日見ていると、どうやら常連客もいるようである。これは何をあらわしているのだろうか。経験上、自分の演奏は海外の方がウケるのは事実。このアクセス記録も、それを現しているのかもしれない。それにしても、貧しいながらも英語ページを作れる英語力を身に付けておいてよかった。


2004年6月5日

 組みかけだったマランツ#7回路プリアンプキットの製作に再着手した。基板は出来上がっているのだが、プリアンプは配線が大変。いつ完成するか不明。しかし、これは歴史的名回路で真空管プリアンプ回路の進化はこれで止まった上、外側から交換が可能なオリジナルの真空管6連装を再現したマランツ#7回路プリアンプキットは今後出ないだろうから、頑張って組みたい。パーツ類は最新の高性能パーツで固めているので、懐古的な音になる事は無い。はて、どんな音になる事やら..

 「ページの体裁」は悩みのタネである。テキストだけで、昔やっていたコルンゴルトのページと大差ない。しかし、自分にはセンスが無い。プロに頼むと高くつくし、自分がイメージしたページが出来るとは限らない。当分、インターネット創成期を思い出す懐かしい雰囲気を持ったページとして、温かく見守ってほしい。


2004年5月29日

 「リンクはトップページにお願いします」という記述を消去し、完全リンクフリーにした。各ページに直リンクする人が後をたたず、事実上無意味と判断したため。


2004年5月27日

 日付が変わって、また夜更かししている。NHKラジオ第一「ラジオ深夜便」の「ロマンチック・コンサート」はカンツォーネ特集で、これも楽しんだが、3時台の「奥田良三特集」に聴き入った。自分の親父が生まれた頃の録音である。「からたちの花」と、最後の「浜辺の歌」は本当に素晴らしかった。藤原義江さんの藤原節も良いが、奥田良三さんの、本場イタリア仕込みのベル・カント唱法も素晴らしい。4月20日付の日記で書いている、「軍艦マーチのすべて」にも、奥田良三さんの名唱が入っている。もちろん、R-390A の、懐かしい真空管による音質によるところも大きい。伝説的名歌手による名唱連発で感激し、今宵も何時に寝る事になることやら...


2004年5月24日

 9.650MHz で、北朝鮮の日本語放送を、やっと受信できた。受信状態は良くないが、どうして今まで受信できなかったのか不思議である。


2004年5月19日

 「ヴァイオリン・ウェブ」へのリンクを追加。

 バナーが無いリンクの書式を、出来るだけリンク先をイメージできるように変更した。限界はあるが、自分としては精一杯やったつもりである。Windowsなら大丈夫だと思うが、Macだと、どのように表示されているか心配。ご意見をお待ちしています。


2004年5月17日

 一部のリンクにバナー画像を使用。


2004年5月10日

 コルンゴルトの、「全楽章 MP3 圧縮アーカイブ」を公開。エンコードには Audioactive Production Studio Ver.1.5 を使用した(最新バージョンは 2.0 の模様で、かつ Professional 版では大幅な値下げが行われたようである。というより、過去の値段が高すぎた。詳しくは、Audioactive のHPをご覧ください。今から買うなら Version 2.0 のプロ版しか無いと思う)。今思うと、MP3 は極めて優れた音声圧縮技術だったが、パテントを持っている Fraunhofer 社が特許独占権を過度に主張したため、世界中のハッカー達の標的になり、CODEC が単体で違法に流通してしまった上、新フォーマット Microsoft WMA の台頭で、もはや過去のフォーマットになった感は否めない。Microsoft に喰われた点が、何となく Netscape と似ている。もちろん、元はといえば、CODEC を平気で自作ソフトに添付した不心得者がいた上に、市販CDをコピーした MP3 音源公開違法サイトが乱立し、「MP3=悪」という先入観念が根付いた事など、Fraunhofer 社に気の毒な面も有ったので、同情の気持ちも有る。いずれにしても、個人的には史上最強の音声圧縮技術だと今でも思っているが、現状を考えると残念な事である。エンコードでは Higher quality encode モードを使用しているので、MP3-128Kbps(CDクオリティ)としては最高音質の筈である。さらにハイクオリティな 128Kbps を超えるビットレートでのエンコードも考えたが、ファイルサイズが大きくなりすぎてダウンロードが大変なので、一般的に十分な 128Kbps にした。Windows の場合、デコーダで WAV 化して、トラック間にポーズを入れずにディスク・アット・ワンスでCD-Rに焼けば、オリジナルとほぼ同じサウンドクオリティのCDが出来上がる。デコーダは、Audioactive のHPから無料で入手できる。再生だけなら WindowsXP 標準装備の Windows Media Player で可能である。Mac はわかりません(ゴメンナサイ)。


2004年5月7日

 今、NHK「ラジオ深夜便」の「ロマンチック・コンサート」カントリー特集を聴いていたら、今日は日付が変わって、故・いかりや長介さんの49日なのだそうである。ドリフターズ大ファンの自分も、さすがに数えていなかった。これで喪が明けて、長さんも成仏して、天国で荒井注さんあたりと再会しているのかもしれない。「This is a Pen.」、「だめだこりゃ」、「なんだこの野郎!」などと、意味不明の会話をしているのかもしれない。今、いかりや長介さんがベースを弾いているというカントリーの録音がラジオから流れた。改めて、本当に素晴らしい人だった。合掌。


2004年5月5日

 最近ラジオを聴く事が多くなった。特にNHK「ラジオ深夜便」午前2時台の「ロマンチック・コンサート」では、海外のレアな録音が紹介されることが多く、毎晩聴くわけにはいかないが、深夜の楽しみになっている。今日は、コンチネンタル・タンゴの特集で、古き良き時代のサウンドを満喫した。

 しかし、日付が変わった「子供の日」、午前0時の最初のニュースは「児童虐待」だった。世の中どこかおかしい。複雑な気分になった。

 午前3時を過ぎたが、まだ起きている。ラジオは「子供の日」にふさわしい曲の特集になっている。今、「こんにちは赤ちゃん」が流れた。私が尊敬する、故・中村八大さん作曲による最高の曲で、自分は、幼稚園生の頃にテレビやラジオで数え切れないほど聴き、これは、幼時体験として心にすり込まれている。永六輔さん作詞の名コンビによる、自分にとって特別な名曲であり、聴くたびに涙が出る。また、いつか自分の子供と対面したいという強い希望は、今も勿論持っている。

 一日過ごして今は夜である。珍しい楽譜を買って日本初演して自己満足するのは簡単だが、コルンゴルトは話が違う。単なる珍曲初演と一緒にされては困る。名曲に名を連ねるべきあらゆる要素、具体的には、超絶技巧、天才的かつ個性的なオーケストレーション、完璧な構成力、溢れんばかりのロマンティックな歌心、それに何よりも、誰にでもわかりやすい親しみやすさなど、全ての要素を満たしているにもかかわらず、作曲者自身の数奇な人生や映画音楽に対する偏見により、40年以上抹殺されていた、とんでもない名曲の再発見である。コルンゴルトは世界中で注目されているというのに、日本という国には、とどのつまり、主体的自発的に物の価値を評価できる音楽の素地は無いとしか言いようがない。まだ人生半ばだというのに悲観的な事を書いているが、自分はオプティミスト。もちろん考えは前向きである。今の目標は、コルンゴルトの協奏曲の再演、日本中のコルンゴルティアン達がプロ、アマを問わず集ったコルンゴルト・チクルスの開催、東京と故郷で自分のリサイタルを開くことである。自分の才能は神からの授かりもの。粗末にせず努力を続けるつもりである。


2004年4月29日

 「アンサンブル花火」のコンサートに行ってきた。指揮は、音楽評論家や音楽学者として有名な金子建志氏。結論から言えば、非常に面白いコンサートだった。最も良いと思ったのはプロコフィエフの「古典」だったが、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」で、リピートを全て実行するという話を聞いていたので、覚悟して聴いたのだが、演奏時間が40分を超えてしまい、かつて無い経験となった。演奏の水準はアマチュアとしてはかなり高く、十分に楽しむ事が出来た。金子氏は相当な良い耳をお持ちのようで、音程の正確さと、それによる響きの透明度は、一般的なアマチュアのレベルを遥かに超えている。しかし、「ジュピター」は、正直言って長かった。モーツァルトの音楽に長く浸っていられるという幸せは感じたが、全体としては、ややアンバランスな印象だった。それに、終楽章の、過去に聴いた経験が無いハイスピード。もちろん全てのリピート有り。これで複雑なかけ合いが完璧であったなら最高だが、アマチュアでは限界がある。「意図」は伝わってきたが、音になっていなかった。それに加えてアンコールが、ロッシーニの「アルジェのイタリア女」序曲。演奏者の方々にとっては大変な重労働だったはずで、オケの面々には、心より「お疲れ様でした」と言いたい。

 楽譜の指定や様式を忠実に守る事の意義については、もちろん認めるが、モーツァルトが作曲した時代と、現代の、数多くのコンサートをはじめ、レコードやCDや放送で音楽が氾濫する現実の中では、楽譜に忠実である事が必ずしも正しいとは限らない。学術的試みとして、金子建志氏が、学者として全てのリピートを実行したのであれば(多分そうだろう。若い頃から、金子氏のFM放送でのクールな音楽解説で育った自分としては、金子氏は、フレキシブルな音楽的感性を持った方だと思っているし、その上での試みだったのだと思っている)、非常に面白い経験だったが、一部の、通ぶっているのに純粋な感性を失った音楽ファンや評論家達が、楽譜至上主義を唱えるのには、大きな抵抗がある。

 しかし、いずれにしても、このようなプログラムや演奏は、プロでは不可能である。トスカニーニがフルトヴェングラーの事を、「偉大なるアマチュア」と呼んだのは有名な話だが(自分は両者共に尊敬している)、自分は、仕事でどんな事が起きても、純粋なアマチュアリズムを守り抜きたいと思っている。今回の本番でも、一部のメンバーは、当日の朝9時に会場入りして練習していたらしい。こんな事はプロでは考えられない。アンサンブル花火からは、「どうせアマチュアだから」という自己満足で終わるのではなく、アマチュアなりの極限まで優れた演奏を目指すというチャレンジ精神が感じられる。このような姿勢で音楽に臨めば、場合によってはプロを凌駕する事も有りえる。それゆえ、このような活動は心から応援したいと思っているし、実際、「花火」の演奏は、アマチュアにしか出来ない音楽を「音」として現実化しており、とにかく何よりも、このような、音楽に対する真摯な姿勢には、忠心より敬意を表したいと思っている。


2004年4月26日

 煙草を止めて随分経った。もう禁断症状も無い。しかし、明らかに太った。食べる量は増えていないのに。煙草が如何に体に悪いかという証拠だろう。今日会った年配の人から、「腰にスペアータイヤ付けてるの?」と言われてしまった。これはいくらなんでも酷い。しかし注意注意。まだ服のサイズは普通のLサイズで今までと変わらない。これ以上太るとLLになってしまう。これだけは避けたい。そのためには、まず運動、それに、ストレスにならない程度の減食。これしか無い。

 個人的な話で恐縮だが、今日は、死んだ母の誕生日である。本当に、愛情深く優しい母だった。親が先に逝くのは順番上仕方がないが、自分の場合は早すぎた。5年前、享年59歳。ちなみに父は2年前に逝った。享年69歳。どちらも本当にショックだった。父とは色々あったが、今残っているのは良い思い出だけ。既にショックを乗り越えて、両親は、自分の心の中で永久に生きているし、母から受けた深い愛情や優しさ、思いやりは、これからも永遠に忘れないだろう。


2004年4月20日

 某パチンコ屋の前で、チンドン屋を見かけた。チンドン屋を見たのは十数年ぶりである。チンドン屋というと馬鹿にする人もいるが、立派な日本の音楽文化である。自分は、あの雰囲気が好きである。そういえば、パチンコとは切っても切れない、日本が世界に誇るマーチの名曲、瀬戸口藤吉作曲、「軍艦マーチ」の、最古の録音から最新録音まで、基本的なブラスバンドをはじめ、様々な楽器による演奏、歴史的名演、名唱、名編曲、珍演、奇演などを集大成した、「軍艦マーチのすべて」という凝りまくったCD(作曲者生誕130年記念永久保存盤)があったが、ラストを飾っていたのがチンドンによる演奏だった。最近は需要が少なく大変なようだが、貴重な伝統的日本文化として、守り抜いて行って欲しいものである。なお念のため書くが、私は、パチンコをはじめとする賭け事には全く興味が無い。


2004年4月10日

 本当に久しぶりに、中島みゆきの一番好きなアルバム、「親愛なる者へ」を聴いた。中島みゆきの歌は、ほとんどが、失恋や寂しさをテーマにしたものである。一体この人は、今までどんな人生を送って来られたのだろうか。しかし、どんなに暗い歌でも、聴いて励まされるのも事実である。このアルバムは、中島みゆきのアルバムの中でも、最もディープな一つだと思う。スタジオ録音で、ここまで感情移入できるのが不思議だが、そこはプロである。若い頃はハマったが、今は冷静に聴ける。それから、このアルバムは、音が非常に良い。独特のソフトでまろやかな耳当たりの良さがあり、僕の真空管アンプと相性ピッタリである。ちなみに、中島みゆきの歌で最愛の曲は、「時代」である。再録音もしているようだが、最初のものがいい。


2004年4月7日

 コレギウム・ハイドンのコンサートに行ってきた。もちろんオール・ハイドン・プログラムだったのだが、最初が、大好きな交響曲104番「ロンドン」の第1楽章のみ。欲求不満のままプログラムが進んだのだが、アンコールの最後で終楽章が演奏され、納得して帰る事ができた。


2004年4月5日

 現在、パートナーになる伴奏ピアニストを募集している。「伴奏」といっても、お互いに対等で、互いを尊重しながら、共に力を合わせて音楽作りが出来る人を求めている。音大卒以上ないし、それに準ずる学歴をお持ちの方で(絶対条件とはいたしません。仮にアマチュアの方でも、自己PRによっては判断材料とさせていただきます)、私の音楽が理解できて(私の演奏に魅力を感じて)、ヴァイオリンとのデュオが好きな方がいらっしゃったら、メールでご連絡ください。

 「たまきヴァイオリン教室」へのリンクを追加。


2004年4月4日

 桜も散り始めたというのに、今日は本当に寒かった。久しぶりに暖房を入れた。話によると、雪が降ったらしい。半端じゃなく寒かった。多分これが最後の寒の戻りだろう。これで本当に春が来ればよいが。


2004年4月2日

 コルンゴルトのブロードバンド用サウンドファイルを作り直した。現時点でこれ以上のクオリティは得られず、元 WAV ファイルとの音質差は90%以上無い。元録音自体は、ソロ用マイクが無いためソロが弱いが、一応プロがワンポイントマイクで録音したものである。デジタル化に際しては、直録りマスターテープから、ナカミチのデッキで、ヘッドのアジマスを完璧に調整して再生し、自作真空管ラインアンプを通して、ヤマハのプロ用サウンドカードでWAV化したものである。良質なサウンドカードからデジタル出力して録音するか、良質なアナログ出力で、DATかMDに録音すれば、オリジナルとほぼ同じ音質が再現できるはずである。

 「水戸黄門」の風車の弥七で有名だった、俳優の中谷一郎さんが亡くなられた。子供の頃から親しんでいた。また、脇役の名優が一人、世を去った。心よりご冥福をお祈りしたい。


2004年3月29日

 桜が満開である。やはりソメイヨシノが一番美しい。いたる所で桜が咲いている。満開のうちに、上野公園にでも出かけようと思っている。


2004年3月28日

 R-390A が到着し、正常に作動した。用途はありふれたもの(中波~短波ラジオ)だが、ここまで来ると、もう怪物である。動作に問題は全く無く、素晴らしい性能である。感度、選択度は、もちろん抜群だが、選択度に関しては、もちろん様々な帯域幅を選べるが、クリスタル・フィルタではなくメカニカル・フィルタなので音質が良い。もちろん真空管なので、球独特のソフトで耳あたりの良い音である。通信機の音質には、八重洲の音、トリオの音、有名なドレーク・トーンなど、メーカーによって特色があり、これがコリンズ・トーンなのだろう。それから、高熱を出す真空管によるVFO(PTO)なのに、この周波数安定度は驚異的である。驚いた。

 また、各ユニットの内部を見たが、寿命や問題がある部品は全て交換されており、ベストコンディションである事を再認識した。もちろん、メカフィルなどオリジナル・パーツも心配だったが、全て正常だった。
 また、コンデンサも、問題のあるブラックビューティーなどは使われておらず、交換されたものと思われる。
 左の写真は、すっかり我が家に馴染んだR-390Aである。上に乗っているのはJRCの600Ωスピーカーと、秋葉原を歩き回って集めたスペア球。左のスピーカーの前は、デリカのディップメーターと横河のデジタルマルチメーターである。最初に家に来た時は、完全に浮いていたが、今日、2004年8月9日は、既に家の一部になっている。 (同日加筆)
 製造は、銘板によると EAC で、コントラクトは1967年と書かれている。

 ただ、人が見たら、99%の人が、「たかがこんな用途(ラジオを聴くというだけ)に、なにゆえに!?」と思うのではないか。私自身も、自分が病気ではないかと思う事がある。しかし、これは一生治らないだろうし、これだけの美品には、一生巡り会えないと思う。今、NHKの「ラジオ深夜便」を聴いている。


2004年3月26日

 今日は、本当に久しぶりに秋葉原へ行った。日本では、私の第二の故郷である。私の秋葉原での行動は、真空管、オーディオパーツ、コンピューターパーツを物色した後、炭火珈琲庵「古炉奈」(騒々しい秋葉原の中で、ここだけは別世界)で、お茶を飲んで帰るというパターンである。今まで有った多くの有名なパーツ屋やオーディオ店など、「名所」が姿を消し、フィギュアやアニメ関係や漫画本の店になっていたり、中には節操無く、盗撮カメラや盗聴器、スタンガンなど、危ない物を売っている店もあり、寂しく感じた事も有った。

 しかし、今日は、真空管も大漁だったが、最後に、とんでもない大物を釣り上げてしまった。正式名称は、コリンズの、RECEIVER. RADIO R-390A/URR。わかる人にはわかるでしょう。真空管黄金期の軍用無線機としては、名機中の名機。50年以上昔に設計された受信機だが、性能はいまだに最高なため、湾岸戦争でも現役で使われていたらしい。コリンズの真空管受信機としては、R-390 と R-390A、R-391 (R-390A は R-390 の廉価版とされているが、大部分は別物で、メカニカル・フィルタで選択度を向上させた上で無駄を省いて完成度を高めたものとも言え、どちらが良いとは言えない。デザイン的には、アンテナトリマーが頂点にあるのは良いが、体裁で手を抜いたらしく、フロントパネルに露出しているネジが多く、機械の塊のような雰囲気が有り、僕は好きだがスマートさでは劣る。R-391 は、R-390 に精密なオートチューン機能を付けたものである。いずれにしてもこれらは、世界一の伝説的高性能受信機として、多くの戦場で大活躍した)が、最高傑作だと思うし、世界初のデジタル(機械式)周波数表示受信機である。

 蓋を開けて中を見ると、ほこり一つ無い完璧な保存状態で、完全リストア済み。球は新品。スラグラック(高周波同調機構)はカバーが付いていて見る事はできなかったが、複雑なギアやカムによるメカニズムや、デジタル周波数表示機構には目を丸くした。 しかも、日本の板金屋が作ったケース付き。誰が書いたのか、実体配線図付きの日本語メンテナンスマニュアルまで付いている。話によると、某財閥の御曹司が入手してリストアし、問題のある古いコンデンサなどは全て交換済みで、高齢を理由の資産整理で売りに出されたものとの事。素性が確かで、出所不明の気味の悪い中古品ではないので安心感がある。重量は 40kg(ケース込み)、近くで爆弾が爆発しても壊れないのではないかと思える程、頑丈な造りになっている。

 コリンズと言えば、アマチュア無線機のSラインが有名で、実物を見たこともあるが、所詮はアマチュア無線機である。これは軍用、全く別物である。こんな宝物を目の前にして、どうしても我慢できなかった。数々の戦場で修羅場を乗り越えてきた R-390A、長く懇意にしている店なので、特に交渉することも無く、良心的な価格に落ち着いた。しかも、コンディションは最高。この状態としては、驚異的な安値だった。リストアにかかったコストを考えると、手放した人は損をしたのではないかと思う。25年程前のブームの頃には、未整備の現状渡し品が、これの倍近い値段で売られていた。25年程昔の話である。

 本当に凄い買い物だったが、こんな物を持っていても何の自慢にもならないし、人は、私の事を「アホか!」と思うかもしれない。本当に自分はバカだなと思う。しかし、これを所有することは、私の長年の夢だった。今日は、私と秋葉原に関して、一生忘れられない日になった。


2004年3月25日

 日本のクラシック音楽系サイトの草分けである、「CLASSICA クラシック音楽 - Classical Music News and Links」からリンクしていただき、こちらからも相互リンクした。言うまでもないが、「CLASSICA」の飯尾氏には、心から感謝している。


2004年3月24日

 いかりや長介さんの葬儀をテレビで見た。改めて涙が出た。今日は一日泣いていた。ドリフターズは、自分の子供時代の全てだった。いかりや長介さんは、本当に偉大なミュージシャン、コメディアン、俳優だったと思う。本当なら葬儀場に行って記帳したかった。テレビを通じて、改めて、ご冥福を祈った。いかりや長介さんには、「本当にありがとうございました」と言いたい。そして、もし映像が残っているのであれば、「全員集合」の名場面集の特番を、TBSに要望したい。


2004年3月22日

 サーバーマシンが新しくなった。レスポンスの向上が期待できる。RealAudio も、サーバーストリーミングが可能だが、サーバーソフトウェアが高価すぎる。とりあえず、http ストリーミングで続けようと思う。ブロードバンドなら、音質はもちろん同じだし、使い勝手も殆ど変わらないと思う。もちろん、http ストリーミングが不可能になれば、サーバーソフトウェアを買うしか無いが。

 実は、煙草を止めて2週間目になる。禁断症状のピークは過ぎた。しかし、今でも吸いたいと思う事がある。それに、体重が増えた。しかし、煙草は他人に迷惑をかける。煙草の効能は知っているが、人に迷惑をかけることは出来ない。ここに、決心に揺らぎが無いことを自分に言い聞かせるために公表する。もう煙草は吸わない。今でも時々禁断症状が出るが、自分のために公表した。過去に何度か止めた経験があり、最長3年。気分の変化は知っている。今度こそ本当に止めるつもりである。ご理解いただきたい。


2004年3月20日

 ザ・ドリフターズのリーダー、いかりや長介さんが亡くなった。享年72歳。若すぎる。ショックである。幼少時から、「8時だヨ!全員集合」(一時期、ドリフが休み、番組名が、「8時だヨ!出発進行」になった時期が有った)と共に育った自分としては、タレントの訃報で、これ程悲しい思いをした経験は無い。涙が出た。遺体に向かって「バカヤロー」と言って来たという高木ブーさんの気持ちは察して余りある。加藤茶さんで、「ちょっとだけヨ」、「あんたも好きねェ」、「タバコ、する?」、故・荒井注さんの、「This is a Pen.」、仲本工事さんの、「体操コント」、加藤茶さんと志村けんさんによる、ヒゲダンスなど、一世を風靡した。下品なギャグのオンパレードで、PTAから俗悪番組に指定され、母から「見るな!」と言われ続けたが、番組開始時からずっと見ていた。全盛時には視聴率が50%を超えた化け物番組だった。いかりや長介さんは、真面目さ、プロ精神、厳しさ、優しさ等、全ての条件が揃った稀有の芸能人だったと思う。心より、ご冥福をお祈りしたい。


2004年3月17日

 本当に久しぶりに、明治神宮に参拝した。今年に入って、あまりにも多くの悪い出来事が続き、神頼みしか手段を見出せず、厄払いが目的だったのだが、儀式を見て驚いた。神主さんが祈祷した後、雅楽のようなお囃子が始まり、二人の巫女さんが、何ともいえない踊りを御神前で舞った。日本の伝統文化の粋を見る思いだった。とても厳粛で、身が清められたような気がしたと共に、肩にのしかかっていた重いものが取り払われたような気がした。実際、この後、良い出来事が何度かあった。超常現象や神の存在については何とも言えないが、日本の伝統的、民族的文化として、このような儀式は大切だと思う。

 「早崎隆志氏(「コルンゴルトとその時代」著者)評」を、氏が新しく寄稿してくださった文章に差し替えた。早崎氏には、感謝の言葉が見当たらない。


2004年3月13日

 リンクを一つ消去。

 それぞれの録音ごとに、演奏時の思い出など、コメントを記入した。


2004年3月8日

 「クラシック招き猫」へのリンクを追加。

 最近、パソコンの調子が悪い。突然再起動したり、青画面になったり。自分としては、何とか上書き再インストールの繰り返しで解決したいと思っているのだが、マイクロソフトに問い合わせて症状を話したら、クリーンインストールしか手段が無いとの事。今の自分には、クリーンインストールする時間もパワーも無い。いずれ行うつもりだが。こんなわけで、メールをいただいても、すぐに返信できない場合がある可能性を、ご留意いただきたいと思う。申し訳ありません。


2004年3月2日

 「ディーリアスの世界」へのリンクを追加。


2004年2月27日

 諸般の事情により、マルチヌーのピアニスト名を消去。また、リンクを一つ消去。

 コルンゴルトの音楽を、「時代遅れの音楽」として切り捨てる輩が未だにいるようだ。理屈云々は別として、最重要なのは、人の心をつかむかどうかである。その意味では、コルンゴルトの音楽は、すぺての要素を満たしている。彼の幼少時の作品、全盛期の作品、数々の映画音楽の名曲、楽壇から冷たくあしらわれた戦後の作品を聴いてみてほしい。彼が如何に凄い天才であったかがわかるだろう。1970年代に始まり、1997年の生誕100年をピークに、現在も続くコルンゴルト・ルネッサンスに寄せる、私からのメッセージである。


2004年2月21日

 CD "João Gilberto in Tokyo" を買ってきて聴いており、「来日公演レポート」に「追補2」を書いた。とにかく、この出来事は歴史的事件であり、今後も追補を書くかもしれない。このページで報告できないかもしれない事をご了承いただきたい。


2004年2月3日

 私のコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲日本初演に対する、「早崎隆志氏評」を掲載。


2004年1月31日

 「ジョアン・ジルベルト来日公演レポート」に「追補」を書いた。どうやら2月21日に来日ライヴCDが発売されるらしい。ジョアンが止まってしまった理由については諸説あるようだが、私はポルトガル語がわからないし、感じたままを書いたので、そのままにしている。いずれにしても、この出来事を機会に、ジョアンのファンが増えることを、心から祈っている。


2004年1月18日

 「私とコルンゴルト」を追加。

 アクセスが10000件を突破。正確な数字ではないが、一つの節目ではある。ページ開設から一年も経たずに10000件を超えるとは、夢にも思っていなかった。


2004年1月8日

 「クラシック招き猫」からリンクした旨のメールが来た。私と、金田アンプ、アンサンブル花火(アマチュア弦楽アンサンブル)についてメール交換したS氏からの紹介との事。ちなみにS氏は、金田アンプを多数製作されたベテラン経験者。S氏からは、金田アンプの真価を教えていただいた上、金田式DCマイクを使って録音された、アンサンブル花火の素晴らしい演奏と音質のCD-Rを頒布していただいた。おかげさまでアクセスが急増。紹介してくださったS氏と、「クラシック招き猫」の甲斐氏に、心から感謝したい。


2004年1月4日

 皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。新年早々オペラの大きな仕事が入っており、12月末から、新年も元日から練習に明け暮れていたため、挨拶が遅れました。今年が、これをお読みの皆様にとって、素晴らしい年になりますことを、心よりお祈り申し上げます。


E-mail: maestro@korngold.jp

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