History 2006年後半
History 2006年前半
History 2005年後半
History 2005年前半
History 2004年後半
History 2004年前半
History 2003年
|
トスカニーニで気を良くしたXRCD買占め作戦だが、次は、シャルル・ミュンシュ/ボストン響によるベルリオーズとサン=サーンスである。いずれもオリジナル3チャンネル・マスターテープからXRCD2技術でリマスタリングされたものである。
ベルリオーズの幻想交響曲はパリ管との新盤も有るが、僕は断然ボストンの方が好き。ダイナミックで迫力が有り、ボストン響全盛期の最高傑作である。チョン・ミュンフンの新しい名盤が現れるまでダントツのベスト盤の位を維持してきた歴史的名盤。1962年の録音だが、今回XRCD2で蘇った音質は、最新デジタル録音にも引けを取らない。この演奏、特に「断頭台への行進」、終楽章の迫力に関しては、現在に至るまで、これを凌駕する演奏は無い。特に終楽章は、とてつもない迫力の後、弦の美しい余韻を残して終わるのである。まさに全盛期のミュンシュだけに出来た「神技」である。
一方、サン=サーンスの交響曲第三番「オルガン」も、同曲演奏史に燦然と輝く歴史的名演。第二楽章第二部のオルガンとピアノ連弾、それにオーケストラが繰り広げる豪勢な響きは非常にユニークかつ高度な録音技術を要する。厚みのあるオーケストラ、ブリリアントなピアノ、オルガンの重低音は、とても1959年の録音とは思えない。いったい録音技術というものは進歩しているのか。そういえば僕が使っているアンプも、50年以上昔に設計された真空管式である。最新の半導体アンプでは、この音は出ない。言い換えれば、真空管時代の録音は、真空管アンプと相性が良いのかもしれない。
とにかく、XRCDで受けたショックは、SACDでも、DVDAでもない、普通のCDが、これだけの潜在能力を持っていたという事。テープ録音技術は、モノラル→ステレオの変化は有ったが、誕生の時から到達点まで達していたという事である。
いずれにしても、ミュンシュほどオーケストラをダイナミックに鳴らす指揮者を僕は他に知らない。今回XRCD2で現代に蘇った事は、まさにCD史における「事件」と言ってよい。
  |
■Trackback Ping URL
これは偽物で外国のスパマー向け。本物は下の方に有ります。
http://www.korngold.jp/bloq/trackback.cgi?20080309224018
■コメント
■コメントを書く
■この記事へのトラックバックURL
こちらが本物です。 http://www.korngold.jp/bloq/blog.cgi/20080309224018
|
|