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宇野功芳氏がライナーノートを書いている。当時、同時期に録音されたクナッパーツブッシュ盤との比較論争が起こったとの事だが、単純に比較はできない。シューリヒト盤は何とも安っぽい録音技術。現在のデジタルリバーブなど有るはずもなく、安っぽいエコー(リバーブ)がかかっている。これでは今さらデジタルリバーブをかける事もできない。一方、クナッパーツブッシュ盤は、残響が全く無い録音、これなら最新の瑞々しいデジタルリバーブをかける事ができる。
それでクナッパーツブッシュ盤に最新のリバーブをかければ、勝負は歴然。言うまでもない。それでもシューリヒトのブルックナーを否定する気はさらさら無い。ライヴ録音でCD化された第5番は、他を寄せ付けぬ圧倒的名演である上、スタジオ録音の第9番は、録音の問題を別にしても、これ以上の表現は考えられない不滅の名演である。くれぐれも第8番だけでシューリヒトのブルックナーを判断しないで欲しいものである。
クナッパーツブッシュの第3楽章は素晴らしいのだが、デジタルリバーブをかけないと、本質はわからない。そんな中、宇野功芳氏のように、「シューリヒトのアダージョを聴いて心打たれぬ人は、もはやブルックナーとは無縁」といった排他的評論は慎んでほしいものである。第3楽章も、クナッパーツブッシュの勝利である。
最後にEMIにお願い。シューリヒトのブルックナーは不滅の名演である。もし、マルチチャンネルのマザーテープが残っているのであれば、再びトラックダウンを行い、最新のデジタルリバーブで現代に蘇らせてほしい。
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私はブルックナー第8番のアダージョで一番美しいと思ったのが、実は宇野さんが自分で指揮したものだと思います。他の楽章の出来は決してよくありませんが、第3楽章だけは飛びぬけて美しいです。
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名前: trefoglinefan ¦ 22:11, Tuesday, Jun 19, 2007 ×
trefoglinefan さん、コメントありがとうございました。実は私、宇野さんのブル8で第二ヴァイオリン首席を弾いていました。私は当時、「ブルーノ・ワルター」以来の宇野ファンでしたので、どんな演奏になるのかわくわくしたものです。確かに宇野さんが言っている事はわかるのですが、悲しいかな棒で伝わってこない、奥歯に物が挟まったような本番だった気がします。実はあのCD、ゲネプロと本番の両方を録音して編集したものですが、僕は本番の方が遙かに出来が良く、拍手や客席ノイズが入ってもいいから本番の録音を採用すべきだと思いました。余談になりますが、この仕事の時に私が弾いたコルンゴルトの録音を宇野先生に渡し、後日手紙が来て、プロフィールに書いてあるような評が書かれていました。今でも嬉しい思い出です。もし出来れば、デジタルリバーブをかけたクナッパーツブッシュ盤の第三楽章も聴いてみて欲しいです。
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名前: 時津英裕 ¦ 01:35, Wednesday, Jun 20, 2007 ×
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