History 2006年後半
History 2006年前半
History 2005年後半
History 2005年前半
History 2004年後半
History 2004年前半
History 2003年
|
クリスマスの今日、4人の死刑が執行されたという。一度に4人の執行は9年ぶりとの事。新年を目前にしての大量執行である。死刑制度に関する自分の考えは、先日書いたとおりだが、執行が行われるたびに複雑な気持ちになる。法の厳粛さを思い知らされると共に、「寒気がする」としか言いようがない。
死刑囚にとって、日本の死刑執行は、朝、突然やってくる。前日の晩までは執行されるかどうかわからないわけである。かつては、事前に執行を告知し、「最後の儀式」を行っていた刑務所も有ったようだが(告知から執行までの録音が残っており、テレビで放送された事が有った)、現在は、朝食の後、「運動」が始まらず、刑務所の廊下に大量の足音が聞こえたら絶体絶命らしい。残された時間は一時間も無いのである。
死刑という刑は、執行人がいないと成立しない。執行人にとっても、死刑執行は「突然」やってくる。法務大臣のハンコである。一体どんな心境で捺印しているのか。また、「戦争以外で唯一の合法的な殺人」を行う執行人の心中は、どんなものだろうか。それこそ「生きた心地がしない」のではなかろうか。法務大臣から執行命令が出たら、速やかに「準備」を行い、執行しなければならない。「職業」として「殺人」を行う人の本当の心境は、経験した者でないとわからないのかもしれない。仇討ちの制度があれば別だが、こんな制度は現代にはそぐわない。怨みを持った遺族に代わって「殺人」を行う執行人は、死刑囚に情が湧いている可能性も有り、執行のたびにやりきれない思いになっているに違いない。
「死刑制度」は、法律が持つ、最も大きな矛盾の一つである。「死刑」は「殺人」である。自分は、どんなに間違っても刑務所の刑務官にだけはなりたくない。これからも、この制度について深く考えたい。
[追記] 自分がこのニュースを知ったのはTBSの夕方のニュースだが、NHKの夜7時のニュースでは取り上げられなかった。死刑囚は、ごく一部の例外(早期執行を望む人)を除いて、明日来るやも知れぬ執行に向けて毎日毎日を懸命に生きている。死刑囚は、死刑が確定した段階で、事実上この世から抹殺されるのかと、人の命を軽く見る報道を現実にして、ますます考えさせられた。
|
■Trackback Ping URL
これは偽物で外国のスパマー向け。本物は下の方に有ります。
http://www.korngold.jp/bloq/trackback.cgi?20061225152030
■コメント
■コメントを書く
■この記事へのトラックバックURL
こちらが本物です。 http://www.korngold.jp/bloq/blog.cgi/20061225152030
|
|