今使っているプリアンプは、回路はマランツ#7、パーツは自分なりに吟味した最高のパーツだったのだが、今回、ラックスブランドのHi-Fi真空管12AX7が手に入り、フラット・アンプ部の球をラックスに変えてみたところ、音が激変した。詳しくはエージングが終わってみないとわからないが、この変化は尋常ではない。
昔からアンプの音には、メーカーそれぞれの個性があり、これは真空管から半導体の変化が起きてもブランド(伝統)として脈打っている。例えばマランツ・トーン、ラックス・トーンといった具合。だから、今でもこれらのオールド真空管アンプが高値で取引されるのである。
トランジスタ・アンプが新幹線なら、真空管アンプは蒸気機関車である。どちらにも良さがあるが、真空管アンプの音には情緒がある。数字的な性能、能率、消費電力など、あらゆる面でトランジスタ・アンプに劣る真空管アンプだが、音には独特のしなやかさ、艶やかさ、色っぽさが有る。安易に真空管に手を出すのは禁物だが、壁を越えた向こう側には、トランジスタ・アンプでは決して望めない世界が広がっているのである。
これで僕のプリアンプは、マランツ+ラックス+自分の個性がミックスされた音になった。自作だけに愛着もひとしお。結果良ければすべて良しである。
下の写真はヤフオクで売りに出されていたラックスA3032プリアンプである。薄型のボディにラックスならではの技術が凝縮されており、落札してオーバーホールしたいのだが、今は金が無い。自作マランツ#7回路アンプで満足する事にしよう。


コメントする