テレビで映画「おくりびと」を見た。感想は、「おくりびと」はこんなに甘い仕事ではないという事。
僕の母の場合、全身が焼けただれ、両手を大きく開いた格好で死んでおり、体はカチカチ。警察で対面した後は葬儀屋に任せ、納棺は見ていないし、あの遺体をどのように納棺したのかも知らない。顔を見る窓は、釘で留めて開かないようにして、誰にも遺体を見せないようにした。何の不満も言わず納棺をやってくれた葬儀屋は、さすがプロである。
父親の時は、僕が実家に着いた時は既に納棺は済んでおり、やはり窓は釘で止めてあった。妹によると、顔が崩れていて、とても人に見せられる遺体ではなかったとの事。首吊りは最も楽に死ねる手段らしいが、遺体は見苦しい。これも、葬儀屋のプロ根性には脱帽させられる。
いずれにしても、僕の両親との別れは、この上なくアブノーマルなものであった。未だ続くPTSDの苦しみ。一体どうすればこの苦しみから解放されるのか。人に分かってもらえない、耐え難い苦しみである。


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