今日は終戦記念日。日本の夏は厳粛な季節である。さて僕は、父方の祖父が海軍の偉い人。父は海軍を目指していたが、戦争に参加する事無く疎開先で終戦を迎えた。父は右寄りの本ばかり読み、僕は子供のころから海軍精神を教育された。要するに、「戦争は良くないが、日本は悪くない」という教育である。僕が初めて覚えた漢字は自分の名前ではなく「天皇」だった。
思春期の頃、父親の教えに疑問が湧いてきた。それ以来、終戦記念日を迎えるたびに複雑な気持ちになり、未だに結論を見い出せないでいる。「あの戦争は、侵略戦争だった」といくら言われても、100%受け入れる事が出来ない。かといって、父の教えを受け入れる事も出来ない。父は結局結論に達することなく自ら命を絶った。
靖国神社参拝問題など考え出そうものなら、もう混乱の嵐。A級戦犯が合祀されているからといって、参拝しないのはどうかとも思うし、かといって、自分も行こうという気にもなれない。そこには非常に複雑なすれ違い問題が有り、考え出すと頭が痛くなる。
とにかく出来る事は、戦没者の皆様の冥福を祈る事だけである。これからも夏が来るたびに同じ迷いが蘇るのだろう。


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