指揮者サイモン・ラトル

 サイモン・ラトルがバーミンガムのオーケストラを振ったマーラーの7番と3番を聴いた。バーミンガムのラトルを聴くのはこれが初めてである。最近のベルリン・フィルを振った録音は聴いた事が有ったのだが、あまり感心しなかった。今回バーミンガムの録音を聴いて、心の底から驚いた。ラトルは現在世界最高の指揮者かもしれない。最近はベルリン・フィルで四苦八苦しているようだが、バーミンガムでの録音では、底知れぬ才能を感じさせる。

 オケからコーラスの隅々まで神経の行き届いた音色と音程の統一感。自然体でありながら、曲のディテールの一つ一つをかけらたりとも逃さず音にしている様は、指揮者とオケが蜜月状態だった事を物語っている。指揮者とオケの信頼関係がひしひしと伝わってくる。

 ベルリン・フィルを指揮したラトルは、今のところ本領発揮しているとは、お世辞にも言い難い。しかし、これから時間をかけてオケを手中に収めれば、カラヤン以来のベルリン・フィル黄金時代が再び来るかもしれない。

 それにしても、イギリスの地方オケに、ここまで出来るものか。現実とは思えない。

トラックバック(1)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 指揮者サイモン・ラトル

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.korngold.jp/mt/mt-tb.cgi/395

ラトルとの呼吸もピッタリで、ブレンデルの成熟ぶりを明確に示す名演といえる。 続きを読む

コメントする

このブログ記事について

このページは、Maestroが2009年2月 5日 15:48に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「風邪か」です。

次のブログ記事は「ブログ炎上で一斉摘発」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アイテム

  • 2011= 8=14  3=04.jpg
  • marantz_wood.jpg
  • 2011= 7=11 17=05.jpg
  • 2011= 6=19 12=03.jpg
  • tennstedt.jpg
  • marantz7_5.jpg
  • marantz7_4.jpg
  • 2011= 5= 6 15=31.jpg
  • 2011= 5= 4  9=44(1).jpg
  • zaerix.jpg