XOOPS と XOOPS Cube Legacy

以下は、「自死遺族連絡協議会」ブログからの転載です。

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 僕が借りているサーバーは、ラピッドサイトのVPSである。ラピッドサイトといえば、米Verioの世界戦略ブランド。Verioは旧Hiwayというレンタルサーバーの老舗。高性能、高信頼性サーバーとして、そのブランド力は定評が有り、世界50万ドメインの実績も伊達ではない。

 ラピッドサイトといえば、サーバーOSとしては FreeBSD が得意で、伝統的にラピッドサイトのサーバーは、FreeBSD を採用してきた。そんなラピッドサイトが、最先端の Red Hat Linux を採用した新サーバーシリーズ、RV-7をリリースし、いよいよラピッドサイトも世界のスタンダードを採用したのかと、早速乗り換えた。

 ところが、やはりラピッドサイトは FreeBSD が本流。Linux に不慣れなのは明らかで、サーバートラブルが多い。ディレクトリ構成も変則的で、モジュールのインストールがスムーズに進まない。時間が解決する問題かと思っていたのだが、ここに来て Perl モジュール Image::Magick が動かない。要するにブログ運営が不可能になる致命的なトラブルが発生し、一週間過ぎても回復しない。そんな中、原点に戻り、FreeBSD を採用した新サーバーシリーズ、RV-8がリリースされた。Image::Magick の回復見通しが立たないとの事なので、同料金のRV-8に乗り換えた。

 RV-8を使った感想は、動作は Linux よりやや重い。しかし、トラブルは少ない。やはりラピッドサイトには FreeBSD が似合う。どうしても高速な Linux サーバーを使いたい人には、他社のサーバーをお勧めしたい(ただし、ラピッドサイト程のハイステータスな業者は無いので、必ずしも良いとは限らないし、速度差は僅かである)。

 ところが、トラブルというものは次々に襲ってくる。RV-8シリーズのサーバーで、XOOPS(ズープスと読む)が正常に動かないのである。原因は不明。ラピッドサイトに問い合わせると、「サポート外」というつれない対応。「看板に偽りありじゃないか!」とクレームをつけるもなしのつぶて。仕方なく XOOPS で実現させていた「自死遺族連絡協議会」を閉鎖せざるを得なくなった。

 原因不明のトラブルに翻弄されたのだが、時間はかかったが、どうやらPHPのバージョンが、Linux サーバーは4で、RV-8サーバーは5である事に気がついた。試しに XOOPS の新バージョン、XOOPS Cube Legacy(以下 XCL)をインストールしてみると、何となく正常に動いているではないか。そう、XOOPS の旧安定バージョン 2.0.16a は、PHP5では動かないのであった。

 よし!それなら XOOPS Version2.0.16a(以下 X2)から XCL Version 2.1.5 にアップグレードすれば、「自死遺族連絡協議会」が復活する。な~に、バージョンが 2.0.x から 2.1.x に変わったマイナーバージョンアップなんだし、上位互換の最新バージョンなのだろう。と考えたのだが、これが甘かった。

 インストール作業はほとんど変わらない。順調順調。ところが、設定画面が全然違う。X2 は、基本機能はコアに内包されていたのだが、XCL は、コアは最低限度の土台だけ、その他の機能をモジュールで実現しており、これは事実上マイナーバージョンアップではなく、プログラミング思想が全く違う XOOPS3 とでも呼ぶべき新バージョンなのであった。

 とにかく、X2 では簡単に出来た各種基本設定の画面がなかなか出てこない。これははっきり言って、使い勝手は X2 の方が良い。後述するが、これでは XCL の本が少ないのもわからないではない。しかし、プログラミング思想的には XCL の方が明らかに進んでおり、良く言えば進化型、悪く言えばマニアックな気難し屋になっているのである。

 こんな困った時には、本を読むに限る。ところが、XCL を解説した本がほとんど無いのである。XOOPS Cube と書いてあるので買ったら、X2 の本だったり、間違いなく XCL の本だが、自宅サーバーでPHP4を動かし、フォーラムなどのモジュールは X2 から引っ張り出してくるという実用性ゼロの環境を強制するような本は有るのだが、思わず膝を叩くような謎が解ける入門書が一冊も無いのである。これはやはり、XCL の進化した思想が定着していない証拠である。これではお金の無駄遣い以外の何物でもなく、「自死遺族連絡協議会」復活の見通しも立たない。

 まともな本は一冊だけ。「XOOPS Cube Legacy デベロッパーズ・バイブル」という本だが、これは入門書ではない。難しいモジュール作成法などを詳細に解説した本である。しかし、第一章の「基本的な情報の確認」で、インストール方法が解説されており、読んでいると、新しい進んだプログラミング思想のロマンを感じさせてくれて楽しくなってくる。しかし、モジュール作成法などはチンプンカンプン。僕が欲しいのはマトモな「入門書」である。

 そんなこんなで悪戦苦闘する中、10月になって、ようやくマトモな「入門書」が出た。「XOOPS Cube コミュニティサイト構築ガイド」。欲を言えば、もっと進んだ本も書けそうなものだが、この本のおかげで、ようやく XCL が見えてきた。そしてついに10月13日。「自死遺族連絡協議会」復活!!

 険しい道のりだったが、ここまで個人的な苦労話を読んでくださった方、本当にありがとうございました。

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