北京オリンピック110mハードルでの劉翔選手の棄権、中国国内では様々な波紋を呼んでいるようである。特に目に付くのは劉翔選手へのバッシング。まるで昔の日本を見ているようである。
東京オリンピック・マラソンで銅メダルを獲得した円谷選手がバッシングに遭い自殺した事件。札幌オリンピック70m級ジャンプで金メダルを取ったが90m級で駄目だった笠谷選手に対するバッシング。名前は忘れたが、男子スピードスケートの選手へのバッシング。レークプラシッドオリンピック・女子フィギュア・スケートで金メダルを期待されながら結果を残せずバッシングを受けた渡辺絵美選手。サラエボオリンピック・男子スピードスケートでメダルを取れなかった黒岩選手へのバッシング。当時の日本は、選手の陰なる苦労には全く気を配らず金メダルを要求し、結果が残せなかった選手を責める、余裕の無い社会環境だったと言える。オリンピックに参加するだけでも大変だというのに、本当に選手が可哀そうであった。
今の日本では、オリンピックに参加する選手に対する敬意が最優先され、メダルを取ったら、色が何であれ選手を讃える。ようやく社会がまともになったと言えるだろう。
このブログを中国国民が読んでいるとはとても思えないが、劉翔選手は、結果を残せなかろうが、棄権しようが、中国の英雄である事に変わりは無い。同じアジア人として、劉翔選手の復活を期待してやまない。


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