女子中学生、父親を刺す。

 またやりきれない事件が起こった。前日は一緒に料理していたというが、親子の確執は、そんな単純なものではない。父親との確執というと、僕は他人事とも思えない。母親が自殺するまで考えを改めなかった父親を、僕は下手をすれば殺していた。一緒にカレーを作ろうが、一緒にビデオを見ようが、家族円満とは限らない。僕の家庭でさえ、外からは円満な家族だと思われていたのである。

 それだけに、母親が自殺した時は、悪いのは父親なのに、親戚中から僕に集中砲火が浴びせられ、僕は実家にいられなくなり、東京に逃げ出した。全くもって数奇な人生である。

 今は親殺しは珍しくなくなったが、昔、N.I君が父親を金属バットで殴り殺した事件では、あらゆるメディア、特にテレビのワイドショーが、犯人を鬼畜のように扱った。勘違いも甚だしい。

 昔は尊属殺人罪という法律が有効で、親殺しは死刑と決まっていたのだが、今、尊属殺人罪が適用される事は絶対に無い。法律が誤っている事がわかっているからである。

 親との確執に苦しんだ僕に、あえて言わせてもらえば、自分の子供に殺される親は自業自得である。自分が子供を作らなければ、間違った育て方をしなければ、自分が死ぬ事は無かったのだから。子供に罪は無い。

 今回の事件においては、容疑者の人権を守った上で、原因の徹底究明を望みたい。

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このページは、Maestroが2008年7月19日 19:17に書いたブログ記事です。

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