今回の秋葉原の事件

 「許し難い」という声が大半だが、このような「孤独」を発端とした暴走は、いつでも起こる可能性が有る。「世の中の外れ者」は、必然的に「孤独」になる。中には「暴走」する人もいるだろう。これは仕方が無い事なのか。

 世間でうまく立振る舞って、要領よく生きている人には決して理解できないであろう。目先の損得ばかりに目が行く馬鹿な人間にも、今回の事件は理解できないだろう。自分が上の立場と認識するや、人を罵倒し馬鹿にする低レベル鬼畜以下の人間にも、今度の事件は理解できないだろう。

 「疎外」された人間の暴走は、オペラ「ヴォツェック」でも大昔に芸術音楽化されているではないか。今の日本は、当時から全く進歩していない。高度成長期に数多い人たちを切り捨ててきた「日本の伝統」が、今回の事件を引き起こしたと言えないだろうか。

 被害に遭われた方々には、心から哀悼の意を表したいが、このような事件を生み出す社会構造に踏み込んだ報道は、僕が見た限り、今のところ無い。結局このような犯人は「社会の弱者」として悪者扱いされた上で切り捨てられるのかと、何とも複雑な思いが残った。

 今回の事件を機に、「社会」そのものに問題提起する人は現れないのか。多分現れないだろう。

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コメント(7)

今回の事件は、インターネット社会が生み出した「孤独感」や「やり場のない怒り」が悪い方向に出たように思えます。

社会格差は昔からありましたが、近年は、そのデメリットばかりが強調され、お金があれば何でも手に入り、その反対にお金が無ければ、世間から馬鹿にされ、まともに生きていけない寂しい社会。と思っている若者が多いのではないでしょうか。みんな夢を持つことすらできないのかもしれません。

 KAZU さん、コメントありがとうございました。今回の事件は、追い詰められた人間の「極めて歪んだ」自己主張だったのだと思います。

 誰が彼を追い詰めたのか、それは、色々と出来事は有ったでしょうが、基本的に「彼自身」なのです。この事が、今回の事件の背景を象徴している気がします。

このような事件を生んだ社会背景について、考えている人はいます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=834712616&owner_id=5437429

派遣労働者はひどい扱いを受けている・・・という視点。

ただ、この視点を取り上げるのは、何か特別番組のような場で取り上げて欲しい気がします。
今日(もう昨日)のNHKニュースウォッチのように、この事件の被害者の通夜について報道したその直後に、加害者が派遣労働者でどうも首を切られそうだったらしい・・・などという報道をはじめると、なんだか加害者の言い分を紹介しているようで、私自身は見ていて不快でした。

おひさしぶりです。

前に「暴走する「世間」」と言う本を紹介いたしました。
入手していただけましたか?
その本の最後の章に、今回の事件にも関係する部分があります。
読んでみていただいて、感想いただけるとありがたいです。

 夏風邪でダウンしてました。鶴原さん、いずもさん、コメントありがとうございました。

 鶴原さん、先日は風邪で欠席して申し訳ありませんでした。ようやく治りました。お詫びではないですが、CD3枚焼きました。名づけて The Complete Works of Charles Gerhardt.です。どうぞお楽しみに。

 いずもさん、この休みを利用して、本を一気に読みました。「格差社会が生むヤケクソ型犯罪」ですか。まさに言い得て妙ですが、格差社会で自暴自棄になり暴走する。本当にその通りだと思います。その反面、元々日本の(狂気と隣り合わせの)風習に違和感を感じている私としては、バブル崩壊以降、ますます日本は住みにくくなってきたなぁ。これからどうやって生きていこうかと、心底心配になってきました。返す返すも生まれる国を間違えたと思っています。

日本はリストラばかりでますます住みにくい国になったね。そういった住みにくい国を作っているのも日本人なんだな。少数派は住みにくい。

 匿名さん、コメントありがとうございました。

 政治家が、もっと庶民に優しい抜本的な政治で、この危機的な不景気を乗り越えなければならないのに、一体何をしているのでしょうかね。政治家の体たらくに、ほとほと愛想が尽きました。

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このページは、Maestroが2008年6月11日 19:17に書いたブログ記事です。

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